米iRobotが日本法人を設立 代表執行役員には元ボーズ社長の挽野氏が就任

米国アイロボット・コーポレーションは、日本法人「アイロボットジャパン合同会社」を創業し、日本市場でのビジネスを本格的に開始すると発表した。これにより、セールス、マーケティング、ブランディング、チャネル・リレーションシップ、カスタマーサービス等の様々な活動を通じて日本での事業成長をさらに加速させるという。

今回の日本法人設立は昨年11月に、米国アイロボット・コーポレーション【NASDAQ:IRBT】が、日本総代理店のセールス・オンデマンド（東京都新宿区）からアイロボット製品販売事業を1400万～1600万ドル相当（買収日の為替レートにより変動）で買収し、4月1日を効力発生日とする吸収分割の契約を締結したこと^*1 を受けたもので、これまでセールス・オンデマンドでiRobot製品を担当していた約60人についても日本法人に移籍するという。

また、昨年11月時点では未定となっていた日本法人の代表執行役員社長には挽野元（ひきの はじめ）氏が就任した。挽野氏は米国Hewlett-Packard社のイメージング・プリンティング事業担当副社長や日本HPの取締役、ボーズ社長などを歴任した人物で、同氏は就任に際して「日本市場に革新的なテクノロジーを提供してきたアイロボットに参画できることは、非常に楽しみ」とした上で、「2016年、日本においてアイロボットの収益は目標を達成していますが、2017年はさらに加速できると見込んでいます。私たちは目の前にある、このチャンスを活かすことができると確信しています。」と語ったという。

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*1：アイロボット社とアイロボット日本総代理店セールス・オンデマンド社はアイロボット製品販売事業をアイロボット社が買収することで合意（アイロボット社、セールス・オンデマンド株式会社、2016年11月21日、PDF文書）