タカキベーカリー、関連3社を吸収合併へ アンデルセングループの管掌体制変更に伴うもの

官報(6956号)によると、アンデルセングループの主要子会社で広島市安芸区中野東(官報では広島市中区鶴見町となっているが、これは同グループの持株会社「アンデルセン・パン生活文化研究所」の所在地)の「株式会社タカキベーカリー」(代表取締役:沼田二郎)は同社の子会社で茨城県つくば市の「株式会社タカキフードリンクス」(同代表)と広島県山県郡北広島町の「株式会社アンデルセンファーム」(代表取締役:森本哲司)、「株式会社タカキヘルスケアフーズ」(同所、代表取締役:三山雅代)の3社を吸収合併すると発表した。効力発生日は平成29年4月1日となっている。

タカキベーカリーは旧社(現:アンデルセン・パン生活文化研究所)が持株会社制に移行するのを機に2003年4月に設立された製パン事業会社。広島や岡山、島根といった近隣のほか、福岡、兵庫、愛媛、神奈川、茨城の各県に工場を設け、全国各地の百貨店やスーパー、コンビニエンスストアなどに石窯パンシリーズをはじめとする多種多様な商品を供給している。

タカキフードリンクスは2004年4月に設立された食品製造会社。アンデルセングループに属するリトルマーメイドなどの店舗や工場で使用する各種のフィリングやサラダやスープなどのフードメニュー、ソースなどを製造し、各所に供給している。アンデルセンファームは2005年10月に設立された農産事業会社。デンマークでの栽培方法を手本とした減農薬農法で各種の果樹栽培を行い、果実を素材とした洋菓子の開発やワイン醸造などの事業を展開している。タカキヘルスケアフーズは2010年4月に設立されたヘルスケア食品の企画開発・販売を事業とする会社。各種のアレルギーに対応したケーキ・パンのほか、噛む力が弱くなった高齢者をメインターゲットとする介護用パン「らくらく食パン」などの製造・販売を行っている。

今回の合併は2017年度を初年度とする第二次中期経営計画の一環として行われるもので、これまで国内事業・海外事業という形での管掌体制であったものをリテイル事業・リテイルサポート事業という形に変更することに伴うものだとしている。


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