アグレックス傘下のACメディカル、子会社のメディカル統計を吸収合併へ 臨床研究分野全体に業容拡大

官報（6956号）によると、TISインテックグループに所属する「株式会社アグレックス」（東京都新宿区、代表取締役：山口勝規）は、東京都新宿区西新宿の「ACメディカル株式会社」（代表取締役：吉野宏史）がACメディカルの完全子会社である「メディカル統計株式会社」（同所、代表取締役：小田英世）を吸収合併すると発表した。効力発生日は平成29年4月1日で、両社における株主総会の承認決議は平成29年3月10日に終了しているという。

この合併は、CRO（受託臨床試験機関）市場が年々拡大し、毎年前年比 6～8%の成長を続けている一方、新薬開発の成功確率が低下の一途を辿っていることを受け、近年の製薬企業の多様な開発ニーズに応えるために、新薬承認を目的とした従来型治験だけでなく、事業領域の開拓や従来の領域内での新たな市場創出が求められていることを背景としている。

今回の経営統合により、ACメディカルのCRO事業範囲が同社が従来展開してる企業主導の医薬品開発から、大学・研究機関との産学連携における臨床試験・研究など、臨床研究分野全体に拡大することにより、統計解析およびデータマネジメント業務の拡大や、サービスの高度化を見込んでいるとしている。

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