同社は2005年6月に米・アパレル大手「American Apparel Inc,」の日本法人として設立された婦人・子供服小売業者。2005年9月に代官山に直営小売店「American Apparel」を出店すると、以後、渋谷、麻布十番、心斎橋、天神、自由が丘などに次々と出店。最盛期には9店舗を運営し、2008年12月期には約15億円の年間売上高を計上していた。
しかし、その後はファストファッション国内大手のユニクロやジーユーのほか、同業界世界大手のZARAやH&Mなどとの競合により業績が悪化し、2010年9月に麻布十番店、2011年1月に天神店を閉店。さらに親会社の米・American Apparel社が015年10月に連邦破産法11条(国内における民事再生法に相当)の適用を申請。グループを挙げて再建に取り組み、同社においては中国からの観光客による爆買い効果などにより業績の改善がみられたものの、グループ全体としては好転せず、親会社が2016年11月に二度目の連邦破産法11条の適用申請を行うと同時に、日本市場からの撤退を表明したため、店舗閉鎖などの清算処理に移行し、11月9日に東京地方裁判所から破産手続きにおける保全管理命令を受けていた。
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