エム・イー・エス特機と三井造船千葉機工エンジニアリングが4月1日付で合併へ

官報(6932号)によると、東京都中央区築地の「エム・イー・エス特機株式会社」(代表取締役:中村啓二)は千葉県市原市の「三井造船千葉機工エンジニアリング株式会社」(代表取締役:小林雅志)と平成29年4月1日付で合併することを発表した。また、この合併に先立ち、エム・イー・エス特機は2月1日付で商号を「三井造船特機エンジニアリング株式会社」に変更するとしている。

エム・イー・エス特機は1987年6月に「モデックサービス株式会社」として設立された船舶・機械・原子力機器およびこれらを統合させたプラントの設計や海上自衛隊向けの特殊機器の販売・保守などを事業とする会社。1990年に三井造船の完全子会社となったあと、現商号に商号変更。2013年4月には同じく三井造船傘下の三造エムテックと合併し、マリン・メンテ事業部とするなど業容を拡大。2015年2月には宇野工業および玉野エンジニアリングと合併し、原子力プラントなどの設計を行う設計事業部を開設するなど、グループ内の事業集約会社の1社となっている。

三井造船千葉機工エンジニアリングは1973年に三井造船と三井物産の共同出資により「東洋鉄構株式会社」として設立された船舶や鋼構造物、機械設備などの設計・製作・組立・据付・保守点検を事業とする会社。当初は鉄鋼構造物や造船船殻、艤装品等の設計・製作・組立・据付工事を事業として展開していたが、1990年に三造機工と合併し、商号を「三井造船千葉機工株式会社」に変更した後は石油化学プラントや原子力設備などにも業容を拡大していた。その後、製造・建設業としての業容拡大に加えてエンジニアリング能力の拡充による業容拡大を図るべく設計エンジニアリング本部を新設し、現商号に商号変更していた。

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