アランビック、関連の不動産仲介業「グランドコミュニティー」を吸収合併し、不動産事業部に再編

官報（6906号）によると、広島市中区上八丁堀の「株式会社アランビック」（代表取締役：井澤光徳）は関連会社の「株式会社グランドコミュニティー」（同所、同代表）を吸収合併することを発表した。効力発生日は平成29年1月1日で、合併後、グランドコミュニティーはアランビックの不動産事業部として事業を展開している模様。

アランビックは2004年9月に設立されたアーバンビューグランドタワー内の各種店舗・フィットネスクラブ・地下駐車場の運営会社。代表の井澤氏はアーバンコーポレイションの専務取締役だった人物。

グランドコミュニティーは1981年10月に創業し、1993年3月に「株式会社アーバンコミュニティー」として設立された不動産仲介・売買業者。1991年8月にアーバンコーポレイション（2008年8月に経営破綻、2013年11月に法人解散）の管理事業部として事業を本格化させ、1993年に宅地建物取引業、1994年に中高層分譲共同住宅管理業の登録を行うなど不動産管理会社として事業を展開していた。その後、2003年に「アーバンハウジング」の屋号で戸建住宅および宅地の造成・建築・販売に業容を拡大していた。2008年8月にアーバンコーポレイションが経営破綻すると、同年11月にMBOにより親会社が株式会社グランドキャピタルに異動すると、同時期にマンション管理・ビル管理などの事業を株式会社グランドアメニティ（2015年4月に穴吹コミュニティにより吸収合併）に譲渡、同社はハウジング事業（不動産仲介・売買・戸建建築および販売・不動産買取再販）を存続させる形で新体制に移行するとともに、現商号に商号変更を行っていた。