旅行代理店「ミュゼトラベル」などジンコーポレーションの関連会社5社に特別清算の開始決定
信用調査大手の帝国データバンク、および東京商工リサーチによると、脱毛エステサロン『ミュゼプラチナム』の旧運営会社「株式会社ジンコーポレーション」(東京都渋谷区、登記上の本店所在地:福島県郡山市)の関連会社で東京都渋谷区の「株式会社ミュゼトラベル」(同所、代表清算人:岡田健)、「株式会社ラバフロウ・レコーズ」(同所、代表清算人:岡田健)、「株式会社エーアイパシフィック」(既報*1)、「株式会社ジンコスメティックス」(同所、代表清算人:岡田健)、「株式会社ジンインターナショナル」(同所、代表清算人:岡田健)の5社は10月31日、東京地方裁判所から特別清算の開始決定を受けた。事件番号は順に平成28年(ヒ)第2063号、第2061号、第2073号、第2062号、第2064号となっている。負債総額については両社とも調査中としている。
ミュゼトラベルは1987年7月に「株式会社タートルトラベル」として設立された旅行代理店業者。当初はフィリピン方面への企画旅行などを事業として展開していたが、2010年頃にジンコーポレーションに買収された後、商号をジンジントラベルに変更。2013年には現商号に変更し、脱毛エステサロン「ミュゼプラチナム」の女性会員などを対象に企画旅行を催行。同社グループと連携して事業を展開し、2015年3月期には約30億円の年間売上高を計上していた。2014年9月には同業の「沖縄ツーリスト株式会社」(代表取締役:東良和)の本土地区カンパニーを譲受する契約を締結していたが、同年9月末に契約解除を通達するなど、経営上の混乱が露呈。2015年後半には親会社であるジンコーポレーションの経営難が表面化したため、金融機関との間で私的整理手続きに基づく協議を進め、8月31日に開催された株主総会の決議により解散していた。
ラバフロウ・レコーズは、2004年2月に設立された芸能プロダクション。所属アーティストのマネジメント事業のほか、音楽活動の企画・制作・販売を手がけ、2015年8月期には約1億2000万円の年間売上高を計上していた。
エーアイパシフィックは2005年11月に設立されたIT関連サービス事業会社。スマートフォン向けアプリ開発のほか、インターネットに関わる総合コンサルティング事業を手がけ、2015年10月期には約16億7000万円の年間売上高を計上していた。
ジンコスメティックスは、2012年9月に設立された化粧品メーカー。ミュゼプラチナムの店頭で販売していた各種コスメ製品の製造を手掛けていたほか、2015年には肌トラブルに悩む女性に向け開発したボディーケア製品「ミュゼコスメ」シリーズを発売するなど事業展開を拡大させていた。同社の事業はミュゼプラチナムが承継している模様。
ジンインターナショナルは、2006年9月に設立された脱毛器を主とする美容機器およびエステサロン内の美容品(化粧品、ジェル等の消耗品)の卸小売やメンテナンスを主業とするほか、ミュゼプラチナムの海外出店および店舗の運営・管理を手がけ、2015年8月期には約30億円の年間売上高を計上していた。
*1:東京都渋谷区のスマートフォン向けアプリ開発「株式会社エーアイパシフィック」が解散 関連会社の経営悪化で資金繰り悪化(infobird.xyz、2016年11月20日)
ミュゼトラベルは1987年7月に「株式会社タートルトラベル」として設立された旅行代理店業者。当初はフィリピン方面への企画旅行などを事業として展開していたが、2010年頃にジンコーポレーションに買収された後、商号をジンジントラベルに変更。2013年には現商号に変更し、脱毛エステサロン「ミュゼプラチナム」の女性会員などを対象に企画旅行を催行。同社グループと連携して事業を展開し、2015年3月期には約30億円の年間売上高を計上していた。2014年9月には同業の「沖縄ツーリスト株式会社」(代表取締役:東良和)の本土地区カンパニーを譲受する契約を締結していたが、同年9月末に契約解除を通達するなど、経営上の混乱が露呈。2015年後半には親会社であるジンコーポレーションの経営難が表面化したため、金融機関との間で私的整理手続きに基づく協議を進め、8月31日に開催された株主総会の決議により解散していた。
ラバフロウ・レコーズは、2004年2月に設立された芸能プロダクション。所属アーティストのマネジメント事業のほか、音楽活動の企画・制作・販売を手がけ、2015年8月期には約1億2000万円の年間売上高を計上していた。
エーアイパシフィックは2005年11月に設立されたIT関連サービス事業会社。スマートフォン向けアプリ開発のほか、インターネットに関わる総合コンサルティング事業を手がけ、2015年10月期には約16億7000万円の年間売上高を計上していた。
ジンコスメティックスは、2012年9月に設立された化粧品メーカー。ミュゼプラチナムの店頭で販売していた各種コスメ製品の製造を手掛けていたほか、2015年には肌トラブルに悩む女性に向け開発したボディーケア製品「ミュゼコスメ」シリーズを発売するなど事業展開を拡大させていた。同社の事業はミュゼプラチナムが承継している模様。
ジンインターナショナルは、2006年9月に設立された脱毛器を主とする美容機器およびエステサロン内の美容品(化粧品、ジェル等の消耗品)の卸小売やメンテナンスを主業とするほか、ミュゼプラチナムの海外出店および店舗の運営・管理を手がけ、2015年8月期には約30億円の年間売上高を計上していた。
*1:東京都渋谷区のスマートフォン向けアプリ開発「株式会社エーアイパシフィック」が解散 関連会社の経営悪化で資金繰り悪化(infobird.xyz、2016年11月20日)