官報(6877号)によると、神戸市中央区の「株式会社REAL SAMURAI」(代表取締役:京保雄一)は10月3日、神戸地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第670号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年12月19日午後2時、破産管財人には宮本次郎弁護士(宮本法律事務所、兵庫県神戸市中央区多聞通3-2-9甲南スカイビル3階301、電話:078-351-2220)が選任されている。
同社は2009年5月に設立されたHTML5技術の開発提供を主業とする会社。起業支援プログラム「KOBEドリームキャッチプロジェクト」に認定されたあとは、AR(拡張現実)技術を用いたARクライアントアプリなどをリリースしていたが、KDDIによるスタートアップ支援プログラム「KDDI ∞ Labo」第1期チームに採択された後は、au one Market上においてリリースされたデコメを中心としたメッセージサービス「REAL+(リアルプラス)」などモバイル技術方面に力を入れていた。
同社が展開していた製品・サービスとしてはソーシャルゲームなどに用いられているFlashで作成されたSWFファイルをHTML5形式のファイルに変換するサービス「RS Engine」やアニメデコ素材を中心としたAndroid向け無料メッセンジャーアプリ「アニメトーク」などが存在していたが、アプリについてはダウンロード数は約5万程度とあまり振わなかった模様。
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