官報(平成28年10月26日 号外第236号)によると、埼玉県南埼玉郡宮代町(商業登記簿上の本店所在地:東京都中央区日本橋室町)の「モバイル・エクスチェンジ株式会社」(代表取締役:鈴木康之)は10月12日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第7249号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成29年1月19日午後2時、破産債権の届出期間は11月9日までとなっている。また、破産管財人には須嵜由紀弁護士(新千代田総合法律事務所、東京都千代田区神田神保町2丁目3?1 岩波書店アネックス8階、電話:03-3239-5360)が選任されている。
同社は1984年8月に設立されたOA機器・通信機器・携帯電話の販売代理店業者。auショップ足立一ツ家およびauショップ曳舟を通じて携帯電話の販売を行っていたほか、販売代理店による携帯電話販売店「mobileX(モバイルエックス)」の展開を行っていた。また、法人向けにOA機器・通信機器を販売し、2008年7月期には約15億円の年間売上高を計上していた。
しかしその後は、販売競争激化やソフトバンクやイーモバイルなどの実質ゼロ円攻勢などに押され、2014年1月末に「モバイルエックス」店舗の閉店を余儀なくされるなど、経営状況が悪化。2014年7月期の年間売上高は約6億円まで縮小していた。
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