横浜市神奈川区の信用調査業界の業界団体「日本興信探偵業協会」が解散 業界不振により正味財産額がマイナスに転落

官報（平成28年9月26日 号外第211号）によると、横浜市神奈川区台町の「特定非営利活動法人 日本興信探偵業協会」（清算人：木村誠）は平成28年5月31日に開催された社員総会の決議により解散していたことがわかった。

同法人は1986年（昭和61年）に全国の調査興信探偵業社51社の会合により、探偵・調査業としての適正な調査業務遂行と、探偵・調査業界の健全な発展、また調査業者間の親睦を目的として任意団体として設立された信用調査業界の業界団体。2004年2月に特定非営利活動法人としての認可を受け、インターネットによる家出人捜査や会員企業に対する研修・経営コンサルタント事業を展開していた。

しかし近年は興信所・探偵社の利用が急激に減少したことを受け、会員企業の廃業や倒産が相次いだことや、新規参入についても低調であったことなどから会費収益が大幅に減少し、2015年度には創設以来初めて次期繰越額（正味財産額）がマイナスに転じるなど法人運営が困難な状況に陥っていた。

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