札幌市北区のクリーニング業「エンパイアー」、関連会社2社を吸収合併へ

官報(6865号)によると、札幌市北区北二三条の「株式会社エンパイア―」(代表取締役:山下譲)は9月26日、同社の関連会社の「株式会社エンパイア―化学研究所」(同所、同代表)と「株式会社北海道なぎさ本舗京都屋」(同所、同代表)を吸収合併すると発表した。効力発生日は平成29年2月1日で、各社における株主総会の承認決議は平成28年9月8日に終了しているという。

エンパイアーは1912年(明治45年)5月に山下洗濯店として創業し、1941年に「有限会社山下洗染工業所」として法人化したクリーニング業者。1952年に関連会社の有限会社白洋舎山下工場を吸収合併すると同時に「エンパイアークリーニング株式会社」として株式会社に改組。*1 1960年には東京に東京支店を開設するなど業容を拡大するとともに、北海道の各地に支店を開設。1983年に現商号に商号変更した後も布団クリーニング専門工場やリネンサプライ専門工場を稼働させるなど、業容の拡大を続けている。

エンパイア―化学研究所は1966年2月に設立された毛皮・皮革製品および家具・寝具のクリーニング・修理を事業とする会社。設立当初は皮革製品のクリーニングについての研究を行う研究機関として機能し、特殊クリーニング法が確立して以降は札幌市白石区本通と札幌市東区東苗穂に大型遠心型脱水機などの設備を擁するクリーニング工場を開設し、布団を中心にじゅうたん、皮革製品、各種家具類の特殊クリーニングおよび修理を行っていた。

北海道なぎさ本舗京都屋は1977年6月に設立された着物に特化したクリーニングを事業とする会社。札幌市中央区南8条西に「なぎさ本舗京都屋」の屋号でクリーニング店を開店して着物のクリーニングや修理を行っていたほか、札幌市や北広島市などを営業エリアとして同事業に関連した集配サービスを展開していた。


*1:同社によると、この「エンパイアー」は一般公募により決定された名称であるという。

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