エスケイネット、光触媒型の除菌消臭剤を発売 570nm以下の光波長まで対応、ノロウイルスの予防に

AV・PC用周辺機器メーカーのエスケイネットは9月27日、新規事業として生活関連・美容・衛生・健康市場への展開を行うと発表した。また、第一弾の商品として、赤ちゃんやペットにも安全な素材を用いた独自の光触媒技術で効果が長時間持続する除菌消臭剤「Propre(プロプリー)」を9月29日に発売した。300ml入りで、販売価格は2,480円(税込価格)。現在、Amazon.co.jpにおいて購入が可能。また、各種店舗や保育施設など向けに12本・24本セットも販売されており、価格はそれぞれ28,270円、53,570円(ともに税込価格)となっている。

従来の光触媒製品よりも対応する光の波長の範囲が大きい
除菌消臭剤「Propre(プロプリー)」は従来の光触媒(酸化チタンおよび酸化チタン窒素ドープ)が400~470nm以下の波長をもつ紫外線を必要としていたものを独自技術(酸化チタン鉄ドープ)により570nm以下の波長まで対応させることにより、プラスチックや紙などにも使用可能とした新しい光触媒型除菌消臭剤。

従来の除菌消臭剤が悪臭成分の粒子を香料などで包み込むことで一時的に消臭しているのに対し、プロプリーはアパタイトが有害粒子を吸着し、光触媒層においてOHラジカル(活性酸素の中で最も反応が高く有機物の分解力を持つ現象)が発生することで有害粒子を水と炭素ガスに分解するため、消臭効果が長時間継続するという。また製品自体の消臭能力も、次亜塩素酸系の薬剤では開封から数か月で効果が半減してしまうのに対し、プロプリーは約1年間の保存が可能だとしている。

また、アルコール類や塩素系の素材を使っていないため、特有のにおいもなく、また細菌・ウイルス類の除去についてもノロウイルスの代替ウイルスであるネコカリシウイルスを用いて検査した結果、散布から6時間後には検出限界以下にまで減少させることが確認されているため、これから冬にかけて流行することの多いノロウイルスの予防策としても利用できるとしている。

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