東京都中央区のラーメン店FC事業「株式会社ハヤタケフードジャパン」他1社に破産開始決定 「麺屋 黒船」の屋号で事業展開

官報(平成28年9月6日 号外第196号)によると、東京都中央区京橋の「株式会社ハヤタケフードジャパン」(代表取締役:早川毅)と関連会社の「株式会社シップフードジャパン」(同代表)は8月24日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第5756号、および第5755号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年11月24日午後2時30分、破産債権の届出期間は9月21日までとなっている。また、破産管財人には秋葉健志弁護士(須藤綜合法律事務所、東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館8階、電話:03-6206-3477)が選任されている。

同社は2000年10月に株式会社シップコーポレーションとして設立された飲食フランチャイズチェーン事業会社。2003年頃にラーメン店「ちゃぶ屋」を展開するなど、当時「ラーメン界のイチロー」の異名をとっていた森住康二氏のプロデュースによりラーメン店「麺屋 黒船」の直営店舗を開店。その後、フランチャイズ展開を開始し、2004年1月に10店舗ほどだったものを、2006年8月には約60店舗にまで拡大させるなど、業容を急速に拡大させていた。その後、2度の商号変更により、現商号となっていた。

既存のラーメン店のイメージを覆すため、ジャズをBGMとするなどおしゃれ感を出した内装で、女性など、これまでラーメン店へ入店するのを躊躇していた層に訴求していたようだが、ラーメン自体の味はどちらかというと薄味であったらしく、口コミサイト上における評判はあまり良くなかった模様で、2011年1月31日付で事業停止し、自己破産申請などの事後処理を中城剛志弁護士(井口・中城総合法律事務所、東京都新宿区新宿1-19-10 サンモールクレスト506、電話:03-5315-4438)に一任していた。*1


*1株式会社ハヤタケフードジャパンなど2社/自己破産申請(JC-NET、2011年2月28日)

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