宮城県登米の建設業「株式会社イトックス」に破産開始決定 新在来木造構法を用いた新エネルギー基準適合住宅を展開

官報（6865号）によると、宮城県登米市迫町の「株式会社イトックス」（代表取締役：伊藤秀夫）は9月13日、仙台地方裁判所登米支部から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年（フ）第28号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年12月20日午後2時、破産債権の届出期間は10月17日までとなっている。また、破産管財人には阿部弘樹弁護士（ひろむ法律事務所、宮城県仙台市青葉区大町1-2-1 ライオンビル8階、電話：022-223-2905）が選任されている。

同社は1983年に創業し、1995年に法人化した建材商社機能を兼ねる建設業者。商社機能を持つことにより、他の建設業者と比較して安価に建材を仕入れることができるメリットを生かして、室蘭工業大学の鎌田紀彦教授が考案した新在来木造構法を用いた新エネルギー基準適合住宅「高気密・高断熱・計画換気」を展開していたほか、同構法を用いた古民家再生事業を展開していた。