同社はJR九州のクルーズトレインななつ星の朝食レストラン「火星」(阿蘇駅構内)や阿蘇市小里の複合観光施設「はな阿蘇美」を運営する株式会社阿蘇アグリスクェアと無農薬野菜生産の白石農園、無農薬米・野菜生産の南阿蘇オーガニック株式会社の3者の共同出資により2015年1月に設立された会社。
同社は阿蘇アグリスクェアが2013年10月から運営している「阿蘇いこいの村」敷地内において高品質なサービスと高級感を備えたヴィラ(宿泊施設)と地元で収穫された農畜産物を用いた高級レストランを備えた「オーベルジュ」の開業を計画し、西日本シティ銀行などが出資する投資ファンド「NCB九州6次化応援投資事業有限責任組合」から1億2500万円を調達するなど、総額約5億円を投入して2017年1月の開業を目標に施設の建設・整備などを進めていた。*1*2
しかし、2016年4月頃に発生した熊本地震により、豊肥本線(阿蘇高原線)の線路が流出するなどの大きな被害が発生したことなどからJR阿蘇駅ななつ星が当面の運行経路変更を発表し、親会社の阿蘇アグリスクェアが運営するレストラン「火星」が運休を余儀なくされるなど同社を含めた企業グループの経営状況が悪化していた。なお、前述のオーベルジュ計画に関連する形で、「阿蘇いこいの村」敷地内にあったオートキャンプ場が閉鎖となっているほか、宿泊も可能となっていた「阿蘇いこいの村」本館についても施設の老朽化や給水管の破断などから2015年2月から営業を休止している。*3
*2:6次化応援ファンドで熊本県阿蘇市のプログレアに出資 西日本シティ銀行 高級宿泊施設事業に1億2500万円(ふく経ニュース、2016年2月2日)
*3:熊本)「阿蘇いこいの村」本館取り壊しも 市が言及(朝日新聞デジタル、尾立史仁、2016年2月2日)
■関連リンク
はな阿蘇美
http://www.hanaasobi.info/pc/index.html
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