栃木県小山市の酒類卸売業「株式会社野崎本店」に破産開始決定 明治5年創業の老舗酒問屋

官報（6838号）によると、栃木県小山市神鳥谷の「株式会社野崎本店」（代表取締役：野崎一彦）は8月3日、宇都宮地方裁判所栃木支部から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年（フ）第59号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年11月11日午後2時、破産債権の届出期間は9月9日までとなっている。また、破産管財人には亀岡康一弁護士（亀岡法律事務所、栃木県小山市城東1-2-28-2階、電話：0285-23-7430）が選任されている。

同社は1872年（明治5年）に創業し、1955年に法人化した酒類卸小売業者。1995年から酒類の開発・製造にも参入し、小山市特産のハトムギを使用した焼酎を開発・販売していたほか、伊藤園のハトムギ茶の開発にもかかわっていた。また、ヒマワリ焼酎やイチゴワインを商品化するなど、地元の特産品を用いた酒類の開発に意欲的に取り組んでいた。

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