KDDI研究所は1998年4月に設立された情報通信に関する研究開発を事業とする会社。1953年に発足したKDDIの前身会社の一つである「国際電信電話株式会社(通称:KDD、もしくは国際電電)」の研究部を前身とする会社で、1998年にKDDから独立して株式会社KDD研究所として法人化。2001年にKDDが第二電電(DDI)、日本移動通信(IDO)と経営統合してKDDIとなったことを受け、同社も株式会社京セラDDI未来通信研究所と合併するとともに、現商号に商号変更を行っている。
研究領域としては通信サービスの維持・革新に関わるコア・ネットワークやグリーン・クラウドのほか、セキュリティ、ソーシャルメディアの分析・応用など通信に関わる技術全般となっており、その成果としてTwitterをリアルタイムで検索・分析することができる「Social Media Visualizer(ソーシャルメディアビジュアライザー)」や公民館に設置することで、住民の生活不活発病を防止する健康管理システム「メディックケアステーション」、遠隔地からスマホなどで撮影した映像を安全・高品質に伝送する遠隔作業支援システム「VistaFinder Mx」などを開発している。
KDDI総研は1990年10月に設立された国内外の情報通信に関する各種調査・研究・出版を事業とする会社。情報通信を中心領域とするKDDIグループのシンクタンクで、諸外国の情報通信政策や動向、国内外のコンテンツ・新メディア、ICT活用領域(医療、教育、環境、電子政府等)などに関する調査・研究を行い、情報通信制度政策研究雑誌『Nextcom』(季刊)の出版などを行っている。

■関連リンク
株式会社KDDI総合研究所 (KDDI Research, Inc.)(2016年10月1日以降)
http://www.kddi-research.jp/
合併に関するお知らせ(株式会社KDDI研究所、株式会社KDDI総研、2016年8月3日)
http://www.kddilabs.jp/newsrelease/2016/080301.html
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