同社は1680年(延宝8年)に創業した書籍・文具販売業者。神奈川県西湘地域を中心に5店舗程度を展開していたほか、小田原市栄町にある本店建物の3階において在庫スペースを改装したギャラリーを「ギャラリー新九郎」の屋号で1997年1月にオープンし、地域住民や芸術グループに対し、個展会場として貸し出していた。
しかし、近年の書籍離れなどの影響により経営状況は悪化傾向にあり、2015年12月にはダイナシティ店とブックプラザ伊勢治、外商センターの事業を同社代表とトーハンの合弁会社「株式会社伊勢治書店(新社)」に譲渡し、*1同月末には「ギャラリー新九郎」を閉鎖するなど、*2事業を縮小させていた。なお、本店は所在地が再開発することになったことから2016年6月末をもって営業を終了し、文具販売についても2017年3月末までに営業を終了する予定となっているが、*3新社に事業譲渡した2店舗および外商センターについては営業が継続される模様。
*1:伊勢治書店(神奈川)、2店舗と外商センターをトーハンに事業譲渡(新文化ONLINE、2015年12月7日)
*2:新九郎、19年の歴史に幕(タウンニュース小田原版、2015年12月12日号)
*3:[神奈川][小田原市] 伊勢治書店 銀座通り本店 書籍売り場 16年6月30日まで(閉店店舗・閉店セール情報、2016年5月29日)
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