大阪市北区のビジネスコンサル業「株式会社エンツギウム」に破産開始決定 ECデジタルカタログ「bybook」を開発

官報（6836号）によると、大阪市北区同心の「株式会社エンツギウム」（代表取締役：山下智恵）は8月2日、大阪地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年（フ）第2975号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年10月27日午後2時30分、破産管財人には福﨑浩弁護士（弁護士法人天満法律事務所、大阪府大阪市北区西天満2-2-3 ユニシオ西天満二丁目A07、電話：06-6365-7560）が選任されている。

同社は2006年12月に設立された広告制作および各種ビジネスコンサルティングを事業とする会社。社名の「エンツギウム」とは、「エンターテインメント」や「エントランス（入口）」を意味する『ent'』と「広場」を意味する『gium』を組み合わせた「エンターテインメントの広場」という意味の造語で、顧客やクリエイターと形成する「Win-Winの“円”」もイメージしていた。広告制作事業として商品の決済が行えるECデジタルカタログ「bybook」を開発し、大きな反響を呼んでいたほか、写真館で撮影された子供の写真のフォトコンテスト『キッズスタジオフォトコンテストジャパン』を開催するなど新規事業の開拓に積極的で、最近ではインスタグラムの写真を用いてオリジナルステッカーを製作するサービス「ig_kidssticker」を開始するなど、業容の拡大に努めていた。

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