大阪市都島区の化粧品OEM製造業「株式会社ウエストコム」に破産開始決定 主力商品に「佐多岬オーガニクス」

官報(6793号)によると、大阪市都島区都島本通の「株式会社ウエストコム」(代表取締役:黒木靖之)は6月1日、大阪地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第1936号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年9月8日午後2時、破産管財人には塚元健弁護士(弁護士法人第一法律事務所、大阪府大阪市北区中之島2-2-7 中之島セントラルタワー24階、電話:06-6227-1951)が選任されている。

同社は1995年11月に創業し、1996年2月に法人化した化粧品のOEM製造を事業とする会社。鹿児島県肝属郡南大隅町に所在する自社工場におけるコールドプロセス石鹸「佐多岬石けん」の製造・販売を主力とするほか、同製法を用いた石鹸のOEM製造やハイドロウォーター(水蒸気蒸留水)を用いた化粧水、天然油脂を原料とする化粧オイル、クリームなどの製造を行っていた。また、スイス製のメンズコスメブランド「タスクエッセンシャル」の国内総代理店として、小売店などに卸販売を行っていた。関連会社に主力商品である「佐多岬石けん」の販売会社「佐多岬石けん株式会社」(鹿児島県肝属郡南大隅町佐多伊座敷3846)があり、「佐多岬オーガニクス」の屋号で各種コスメ製品の販売を行っていた模様。なお現在、佐多岬石けん株式会社のウェブサイトの運営会社は「株式会社Mezzo」(同所、代表取締役:池元宏行)が行っている。


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