官報(6783号)によると、東京都港区東新橋の「ソフトバンクロボティクス株式会社」(代表取締役:冨澤文秀)は、同グループに属する同業の「Aldebaran Robotics株式会社」(同所、同代表)を吸収合併することを発表した。
ソフトバンクロボティクスは2014年7月に設立された家庭向け人型ロボット「Pepper(ペッパー)」および子会社で今回、吸収合併することとなったアルデバラン社の人型ロボット「NAO(ナオ)」の販売および子会社を通じてロボットの“人材”派遣サービスを展開している会社。2014年に発表された「Pepper」に関する事業をソフトバンクモバイルから譲受して、地方自治体や一部の金融機関などに販売している。
Aldebaran Robotics(アルデバランロボティクス)は2005年7月にブルーノ・メゾニエ(Bruno Maisonnier)により創業したコンパニオンロボットとなる人型ロボットの開発・製造を事業とする会社。創業から1年後に人型ロボット「NAO」のプロトタイプを開発。「NAO」はその後もアップデートを継続し、2008年にはロボカップ・サッカーの標準リーグで、ソニーのAIBO(アイボ)の後継として選抜されるなど、高い技術力が評価されていた。2012年にソフトバンクが既存株主から株式の大半を取得するとの報道がなされ、その後の2014年にはソフトバンクモバイルと共同開発した家庭向け人型ロボット「Pepper」が発表されるなど、ソフトバンク傘下において事業展開を拡大させていた。
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