同社は1990年12月に「株式会社三陽アール・イー・シー」として設立された分譲マンション開発および不動産証券化を事業とする会社。当初は「レックタウン」の商標での宅地造成分譲を主業としていたが、その後は分譲マンション「アウルステージ」やリノベーションマンション「アウルスクエア」、賃貸マンション「アウルスタイル」などを展開し、販売。また、第二種金融商品取引業(中国財務局長(金商)第15号)を取得し、不動産の信託受益権を証券化し販売していた。
分譲マンションの販売事業については好調に推移していたものの、脆弱な財務内容で資金繰りが逼迫していたほか、リーマン・ショックなどの影響により不動産証券化事業による収益が想定を大幅に下回ったこともあり、約9億5000万円の負債を抱えて2015年2月に岡山地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、同年4月に民事再生が開始されていた。しかし、2016年4月に民事再生手続きの廃止決定と保全管理命令を受け、事業を停止していた。

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