同社は1997年(平成9年)に畜産農家3戸により共同設立された「農事組合法人ハモン・デ・クジュウ」を前身とする豚肉加工食品の製造・販売業者。「農場と食卓をつなぐこと」や「生産の現場である農場のことだけを考えるのではなく消費の現場である食卓へ意識を移す」などを基本理念として設立された食肉加工所で、世界三大生ハムの一つに数えられるスペイン風の生ハム「ハモン・セラーノ」を主力商品にするほか、ソーセージ類やベーコン、ハムなどの製造・販売を行っていた。
経営状況としては苦しく、2014年に一度目の経営の行き詰まりを露呈させたものの、経営体制の刷新や株式会社への改組などにより経営再建を進めていた。しかし、農事組合法人時代の借り入れに関しての返済を求められ、減額交渉などを行っていたものの破談となり、訴訟へと発展していた。また、金融機関からの借り入れ分については借り換えを行うことなどを計画していたものの、前述の訴訟の影響によりこれも断念せざるを得なくなったため、2016年2月末をもって事業を停止していた。
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