官報(平成28年5月25日 号外第115号)によると、静岡県富士市の「旭化成クリーン化学株式会社」(代表清算人:麻薙幸雄)は平成28年3月31日に開催された株主総会の決議により解散していたことが分かった。
同社は1967年(昭和42年)5月に「東洋クリーン化学株式会社」として設立された環境薬剤の製造・販売および水処理関連装置の設計・施工を事業とする会社。2004年(平成16年)4月に現商号に社名変更した旭化成ケミカルズの完全子会社で、し尿処理施設や下水処理施設向けに環境薬剤「活性クリーンチーム」シリーズおよび「脱臭クリーン」シリーズ、「シュカッター」シリーズを製造・販売するほか、有機廃棄物を高温好気生物処理により無害の液体肥料化する有機物液肥化装置や本格焼酎の蒸留後の処理の際、旭化成マイクローザMF膜を用いて蒸留残渣を固液分離することにより、アミノ酸を含む濾過水を仕込み水として再利用可能な「香醇システム」などの水処理関連装置の設計・施工を行っていた。
なお、同社の環境薬剤事業については旭化成の関連会社で東証一部上場の管工機材メーカー「旭有機材」の子会社「ドリコ株式会社」に2016年4月1日付で事業移管している。
■関連リンク
ドリコ株式会社
http://www.drico.co.jp/index.html
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