官報(6778号)によると、東京都港区西新橋の「もっとぎゅっと少額短期保険株式会社」(代表取締役:品田洋)は5月20日、愛媛県松山市久万ノ台の「あんしんペット少額短期保険株式会社」(代表取締役:清水一博)と5月13日付で吸収合併契約を締結したことを発表した。存続会社はもっとぎゅっと少額短期保険で、効力発生日は保険業法に基づく認可を前提に平成28年9月1日を予定しているという。また、もっとぎゅっと社はあんしんペット社の株主に対して1株あたり15,455円の交付を行うとも発表している。合併後は、あんしんペット社のインターネット経由でのペット保険販売の強みを生かして、営業力を強化していくという。
もっとぎゅっと少額短期保険は2003年1月に有限会社ペットライフとして設立された少額短期保険業者。設立当初から「ワンニャン共済」の屋号で保険募集を開始し、2006年9月に特定保険業の届出を行い、2008年3月に少額短期保険業の登録が完了したことを受け、現商号に社名変更を行うとともに、保険商品「もっとぎゅっとワンニャン保険」を発売するなど、ペット保険商品を展開している。ペット向けの共済・保険商品の取り扱いを開始して10年以上の実績を持ち、犬種や猫種、犬のサイズなどによって保険料が変動しないことなどを売りとしている。
あんしんペット少額短期保険は2013年7月に準備会社を設立し、2014年5月に少額短期保険業登録の完了を受けて、現商号に商号変更した少額短期保険業者。比較的後発な業者ではあるものの、シンプルな補償内容と抑え目な保険料を特徴としており、また申し込みの際に血統書などを必要とせず、ペットの写真を用意するだけで申し込めることなど、ストレスフリーな点を強みとしている。
なお、この合併に際しては、両社と保険契約を締結している加入者の権利には変更はないとしている。
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