同法人は2010年9月に設立された医療法人で、同年5月に破産開始決定を受けた「医療法人社団博美会」(レーシック大手「神奈川クリニック眼科」の運営法人)が運営していた美容皮膚科クリニックを承継する形で事業を開始し、「Kanac美容外科皮膚科クリニック」の屋号でスキンケア、レーザー脱毛などの施術を行い、2012年3月期には3億1011万円の年間売上高を計上していた。
しかし、来院患者数の伸び悩みなどから業績は振るわず、設立以来の赤字決算から債務超過が継続し、2015年3月期は年間売上高が約2億800万円にまで減少するなか、資金繰りも悪化。賃料や取引先への未払いが発生するなど経営が限界に達したため4月25日をもって事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていた。
■関連リンク
破産手続開始決定に伴うご連絡(破産者医療法人社団 希玲会)
http://www.kanac.net/
*1:破産手続開始決定に伴う連絡事項(関連リンク)において、破産管財人への問い合わせ手段がFAX、および郵送に限定されていたため、東京商工リサーチの情報には電話番号が記載されていましたが、FAX番号に差し替えています。
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