伊藤忠ケービルシステムは1986年(昭和61年)9月に伊藤忠商事が日本コムシスと共同で設立した「日本CATV エンジニアリング株式会社」を前身とする会社で、1996年4月に現商号に商号変更している。アメリカに本拠を置くCATV向けセットトップボックス最大手のサイエンティフィック・アトランタ社(Scientific Atlanta Inc.)や米国シーチェンジ・インターナショナル社(SeaChange International, Inc.)などと総販売代理店契約を締結するなど、国内外の有力機器メーカーを取り扱い、主に映像・通信の分野において高度なノウハウと豊富な実績を持つマルチベンダーSIerとして、設計・施工管理、アフターサービス迄を一貫して行っている。
報映産業は1974年4月に長瀬産業から分離独立する形で設立された映像・音響システム販売およびスタジオ・各種システム設計を事業とする会社。設立当初は富士フィルム社製の映像用フィルムを中心とした製品を映画・テレビ業界に販売していたが、その後、映像・音響機器販売、システム設計にも業容を拡大。国内外の約100社の優良メーカーとの取引基盤と独自のシステム提案力を核として事業を拡大し、地上波放送局、ポストプロダクション、映画会社などへの販路を強みとしている。2015年4月に伊藤忠ケーブルシステムが親会社だった長瀬産業から同社の全株式を取得した*1 ため、現在は伊藤忠ケーブルシステムの完全子会社となっている。
*1:伊藤忠ケーブルシステム株式会社、報映産業株式会社の全株式を取得(伊藤忠商事株式会社、2015年3月16日)
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