官報(6779号)によると、横浜市港北区新横浜の「東京海上日動サミュエル株式会社」(代表取締役:中村勇)は東京都渋谷区初台の「株式会社東京海上日動ベターライフサービス」(代表取締役:田中和久)と合併することを発表した。存続会社は東京海上日動サミュエル株式会社で、効力発生日は平成28年7月1日、両社の株主総会の承認決議は平成28年5月12日に終了しているという。
東京海上日動サミュエルは1988年2月にサミュエル株式会社として設立された介護付有料老人ホームの企画・販売・運営を事業とする会社。設立当初は旧・東京海上火災保険の保険代理店業務を主業としていたが、1993年に借地借家法が施行されると定期借地権付住宅や定期借地権分譲マンションの販売を開始。1996年には介護保険付所有権マンションの分譲を行うなど、資産管理・運用に関するコンサルティングに主軸を移し、1998年から介護事業に参入。「ヒルデモア」「ヒュッテ」ブランドの有料老人ホームを展開し、高級有料老人ホームとして一定の知名度・評価を獲得していた。2006年に株式会社ミレアホールディングス (現・東京海上ホールディングス株式会社) と資本提携したあと、2009年3月に東京海上ホールディングス株式会社の完全子会社となり、現在に至っている。なお、同社の保険代理店事業については2002年に分離独立した株式会社ミルボード(横浜市港北区新横浜)が承継し、事業を行っている。
東京海上日動ベターライフサービスは1996年6月に東京海上ベターライフサービス株式会社として設立された介護事業者で、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県の1都3県で在宅介護サービス「みずたま介護ステーション」を運営し、居宅介護支援事業や介護予防訪問介護事業、介護保険外訪問介護サービスなどを展開するほか、介護関連のポータルサイト「介護情報ネットワーク」の運営を行っている。
■関連リンク
介護付有料老人ホーム ヒルデモア/ヒュッテ
http://www.hyldemoer.com/index.html
介護情報ネットワーク
http://www.kaigonw.ne.jp/
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