兵庫県多可郡の播州織製造「北播織物工業協同組合」が解散 保有不動産は物流業者に売却へ

官報（平成28年5月24日 号外第113号）によると、兵庫県多可郡多可町の「北播織物工業協同組合」（代表清算人：橋本明徳）は平成28年1月16日に開催された臨時総会の決議により、平成28年3月31日をもって解散したことが分かった。

同組合は兵庫県多可町の加美区と中区の織布業者により構成される協同組合で、播州織と呼ばれる綿織物を生産し、主にシャツ地として利用されていた。また、同組合所在地に「北播織物厚生会館」を所有し、近隣の特定非営利活動法人などのワークショップ開催などに利用されていた。しかし近年は、中国製の廉価品の流入により、生産量が落ち込んでいた。神戸新聞の報道によると、北播織物厚生会館の土地・建物については同町内の物流業者に売却される予定となっている。 ^*1



*1:北播織物工業協同組合が年度末に解散へ　多可町（神戸新聞NEXT、2016年1月23日）