群馬県沼田市の膜構造建設業「株式会社五洋」に破産開始決定 航空機格納庫や畜産施設の企画・施工が主力

官報（6774号）によると、群馬県沼田市の「株式会社五洋」（代表取締役：倉品陽一郎）は5月2日、前橋地方裁判所沼田支部から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年（フ）第１１号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年7月19日午前11時、破産債権の届出期間は6月21日までとなっている。また、破産管財人には小磯正康弁護士（小磯正康法律事務所、 群馬県前橋市大友町1-3-2 東和ビル3階、電話：027-252-8553）が選任されている。

同社は昭和48年4月に「有限会社群馬五洋」として設立された膜構造建設業者。平成15年4月に創業30周年の記念事業として現商号に変更した。膜構造とは、軽量な膜材料を構造材とし、光を通した半屋外的な内部空間を構築する建築方法で、同社は膜構造建築を用いた航空機格納庫や畜産用の牛舎、堆肥化処理施設の企画・設計・施工を主力に事業を展開し、同社ウェブサイトの施工実績には八丈島空港の格納庫などが例示されていた。