富士フィルムメディカルは1965年に富士機器販売株式会社として設立された医療用画像情報・機器システムメーカー。設立当初は富士フイルムが製造・輸入する医療用X線フィルム自動現像機の販売・サポートを事業としていたが、1967年に富士フイルムから医療用X線フィルム・薬品の販売業務を移管されると、世界で初めてX線画像のデジタル化に成功するなどの功績を挙げ、2000年に現商号に変更。2004年には千代田メディカルを吸収合併するなど業容の拡大に努めている。
富士フィルムソノサイト・ジャパンは2004年1月に米国SonoSite,INC.(ワシントン州シアトル)の全額出資により設立された携帯型超音波診断装置の販売および製品サポートを事業とする会社。SonoSite,INC.は米国国防総省から携帯型超音波診断装置の開発を委託された米国ATL Ultrasound Inc.(1998年7月にPhilips Electronicsに買収され、*1 現在はPhilipsのUltrasound Systems製品の開発部門となっている)から1998年4月に分社化する形で設立された携帯型超音波診断装置メーカーで、2012年3月に富士フイルムホールディングスの完全子会社となっている。*2
■関連リンク
富士フィルムメディカル株式会社
http://fms.fujifilm.co.jp/index.html
株式会社富士フィルムソノサイト・ジャパン
http://www.sonositejapan.com/
*1:Philips Electronics Agrees to Buy ATL Ultrasound for $800 Million(The Wall Street Journal、1998年7月30日)
*2:超音波診断装置大手SonoSite, Inc. 株式公開買付け結果のお知らせ(富士フイルムホールディングス株式会社、2012年2月16日)
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