官報(平成28年5月17日 号外第108号)によると、東京都大田区本羽田の「株式会社エミネントサプライ」(代表取締役:垂水憘亭)は4月27日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第2768号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年7月21日午後2時、破産債権の届出期間は6月1日までとなっている。また、破産管財人には齋藤理英弁護士(齋藤綜合法律事務所、東京都港区芝公園3-1-4 中田ビル3階、電話:03-5776-5921)が選任されている。
同社は昭和60年12月に設立された凍結加工装置メーカー。独自開発した常温に近い温度で凝固する低温凝固剤で加工物を固定する凍結加工技術「ESチャック」を用いた加工装置を製造・販売しており、電子部品加工分野、光学機器レンズ分野に業務領域を持つ企業のほか、半導体素子、ギアーブランク、金型部品あるいは航空機エンジンに使用されるインコネル材質の部品等の加工業者など、約200社と取引を行い、約300台以上の納入実績を持っていた。また、工作機器メーカーと協同でESチャック機構を搭載した工作機械を開発し、販売していた。
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