寝台タクシー運行の「コムウェルトランスポートサービス」がコムウェルグループ統括会社を吸収合併 逆合併方式利用の模様

官報（6778号）によると、東京都杉並区阿佐谷南の「株式会社コムウェルトランスポートサービス」（代表取締役：山川寅彦）は5月20日、「株式会社コムウェル」（同所、同代表）と合併することを発表した。存続会社を株式会社コムウェルトランスポートサービスとする逆合併方式を取り、トランスポートサービス社は合併と同時に商号を「株式会社コムウェル」に変更する予定。効力発生日は平成28年7月1日で、両社の株主総会決議については平成28年5月16日に完了している。
また、合併と同時に、資本金の額金1億1500万円を2000万円減額し、9500万円とすることを合わせて発表している。

コムウェルトランスポートサービスは1990年（平成2年）10月に設立された寝台タクシーおよびマイクロバスの運行業者。
寝台タクシーは、寝たきりの患者の通院などに用いられる、車椅子やストレッチャーを搭載可能なタクシーで、初乗680円のタクシーと同様の料金形態で運行されるほか、階段昇降介助や酸素ボンベの使用等のオプションを付けられる。

コムウェルは1972年（昭和47年）6月に株式会社中央互助センターとして設立された、観光葬祭事業のコムウェルグループの統括会社。ブライダルサロンの運営や葬祭施行、墓地・墓石販売、患者輸送サービスなどの関連会社を設立するなど事業を拡大し2015年7月現在、グループ全体で371名の従業員を雇用する企業体となっている。