官報(平成28年4月22日 号外第94号)によると、東京都台東区上野の「ビクターアドバンストメディア株式会社」(代表清算人:岡松広喜)は平成28年3月31日に開催された株主総会の決議により解散していたことがわかった。
同社は2008年(平成20年)7月に設立された記録メディア(テープ、光ディスク)の開発・製造・販売を事業とする会社。「Victor(ビクター)・JVC」ブランドのデータ・録画用のBD/DVD/CDメディアやVHS用ビデオテープを販売していたほか、「VAM」ブランドでゴルフ・パターの練習器具「SSジャストヒッター」や1分間で充電可能なレーザーポインター「My Laser Pointer(マイ レーザーポインター)」などを企画・開発し、販売していた。また、アメリカや欧州、中国などに販売子会社を設立し、記録メディアの販売を行っていた。
しかし、近年はハードディスクの大容量化やクラウドコンピューティングの普及に伴い光記録メディアの需要が減少した上、原材料費の高騰が続いたことなどから親会社の太陽誘電株式会社が光記録メディア事業からの撤退を決定。同社は太陽誘電社から記録メディアを調達していたことから、2015年6月に事業撤退を決議し、同年12月をもって販売を終了していた。なお、製品サポートについては太陽誘電のウェブサイトを通じて受けることができる模様。
■関連リンク
ビクターアドバンストメディア商品に関するお問い合わせ窓口のご案内
http://www.yuden.co.jp/jp/contact/mediav.html
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