官報(6761号)によると、山形県山形市の「三陽自動車株式会社」(代表取締役:三沢慶洋)は4月12日、山形地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第35号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年8月18日午前11時30分、破産債権の届出期間は6月20日までとなっている。また、破産管財人には五十嵐幸弘弁護士(五十嵐法律事務所、山形県山形市城北町1-3-17、電話:023-643-3783)が選任されている。信用調査大手の帝国データバンクによると、負債総額は2015年4月期末時点で約1億6300万円。
同社は1958(昭和33)年に設立された自動車の板金・塗装業者。1998年4月期には約2億円の売上高を計上し、2000年には1億5千万円を投じて本社工場を移転新築していた。しかし、その後は大手フランチャイズチェーンの進出により受注が伸び悩み、2015年4月期には売上高5900万円に対し、900万円の純損失を計上。先行きの見通しも立たないとして事業継続を断念し、3月18日に事業を停止していた。
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