官報(6758号)によると、東京都千代田区二番町の「株式会社爽快ドラッグ」(代表取締役:小森紀昭)は完全子会社の「株式会社赤ちゃんハウス一二三」(同所、同代表)を吸収合併することを発表した。効力発生日は2016年6月1日となっている。爽快ドラッグのリリース*1によると、本合併に伴い、爽快ドラッグは2016年度について売上400億円以上、前年比+30%前後の成長を目指すとしている。
爽快ドラッグは2000年8月に設立された住友商事傘下のインターネット通販業者。「爽快ドラッグ」「爽快ドリンク専門店」「快適ねこ生活」などの屋号で複数の通販サイトを運営し、楽天市場「ショップ・オブ・ザ・イヤー」の7年連続グランプリ受賞を始め、Yahoo!ショッピング「年間ベストストア」、DeNAショッピング「ベストショップ大賞」を受賞するなど、顧客やサイバーモール運営業者からは高い評価を得ている。近年はM&Aにも積極的で、ペット用品のインターネット通販大手のココロ株式会社を買収し、2016年3月に吸収するなど、拡大路線を継続している。
あかちゃんハウス一二三は1991年8月に実在店舗の運営会社として設立され、2005年からEC事業を開始したベビー用品販売会社。楽天市場に「NetBabyWorld」の屋号で出店し、楽天市場「キッズ・ベビー・マタニティ」部門で9年連続ジャンル大賞を受賞するとともに、「あす楽大賞」「スマートフォン・タブレット大賞」を同時受賞するなど、ベビージャンルにおけるトップ店舗を運営している。2014年3月18日に爽快ドラッグの完全子会社になり、*2物流センターを集約するなど、経営の効率化を図っていた。
*1:当社完全子会社(株式会社あかちゃんハウス一二三)の吸収合併に関するお知らせ(爽快ドラッグ、2016年4月18日)
*2:爽快ドラッグによるあかちゃんハウス一二三買収について(住友商事、2014年4月1日)
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