官報(6763号)によると、大阪市平野区平野東の「株式会社マテリアルデザインファクトリー」(代表取締役:中山弘)は4月12日、大阪地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第1270号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年6月27日午後2時、破産管財人には坂川雄一弁護士(はばたき綜合法律事務所、大阪府大阪市北区西天満4-8-17 宇治電ビルディング11階、電話:06-6363-7800)が選任されている。
同社は2003年(平成15年)に設立された有機触媒CVDによる有機・無機ハイブリッド薄膜材料の低温薄膜成長技術を中心とした受託研究を事業とする会社で、大阪市立大学の技術移転型のベンチャー企業であった。同社によると、金属触媒を用いた有機金属化合物のラジカル分解を利用する有機・触媒CVD法を用いて各種の有機・無機ハイブリッド薄膜材料を製造する技術を確立させていたという。なお、同社代表の中山氏は大阪市立大大学院工学研究科(電子情報系専攻)の教授を務めている。
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