信用調査大手の東京商工リサーチによると、東京都新宿区新宿の「株式会社メインキャスト」(代表取締役:宮島恵里香)は5月2日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第3115号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年8月29日午後1時30分、破産債権の届出期間は6月6日までとなっている。また、破産管財人には遠山信一郎弁護士(山下・遠山法律事務所、東京都港区虎ノ門1-22-16、電話:03-3580-6681)が選任されている。
同社は2002年(平成14年)8月に設立された芸能プロダクション。タレントのマネジメントおよびプロモーションを主業とし、2004年に大阪、2005年に名古屋に拠点を開設し、50人前後の所属タレントを抱え、テレビドラマやイベントなどで活動、このほか企業広報のアドバイザリー事業やインターネットサイトやCMの企画制作事業などを展開していたが、所属タレントの知名度不足などで経営は安定性を欠いていた。
こうしたなか、2016年5月3日に同社所属タレントであった馬場野々香氏が自身のブログにおいて「昨日5月2日をもって、所属事務所の株式会社メインキャストが業務閉鎖、破産いたしました」と投稿し、大きな話題となっていた。*1 同日以降、本社へ複数の関係者が訪れるなど真相を探る動きがあった模様だが、会社からの公表はなく動向が注目されていた。
*1:ご報告(馬場野々香のばばろぐ、2016年5月3日)
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