官報(平成28年4月4日 号外第79号)によると、東京都武蔵野市の「株式会社マデラ」(代表清算人:足立雅一)は平成28年3月25日に開催された株主総会の決議により解散したことがわかった。
同社は昭和6年に建材卸として創業し、平成3年に関連会社の事業を承継する形で設立された住宅設備機器・建材卸売業者。システムキッチンなどの住宅設備機器や木質建材、合板等を扱い、建材卸販売会社や大手ハウスメーカー向けに販売を行い、ピークとなる平成6年4月期には83億1783万円の売上高を計上していた。
しかし近年は、建築市況悪化による建材需要の縮小などから受注は減少し、収益も低調に推移。消費税増税前には駆け込み需要により住宅着工件数が増加したことなどから売上高が一時的に増加したが、反動減による受注低迷を吸収できず、資金繰りが悪化したため、2014年9月に東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、その後、平成27年4月1日付でインテラジャパン株式会社(INTERRA Japan Co.,Ltd.)に主力業務であった輸入住宅建材の販売事業を譲渡していた。
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