京都市上京区の不動産管理業「コスモビルメンテナンス株式会社」が解散 同志社の廃棄物処理法違反に関与

官報（平成28年5月11日 号外第104号）によると、京都市上京区上立売町の「コスモビルメンテナンス株式会社」（代表清算人：吉田多郎、折田泰宏）は平成28年4月7日に開催された株主総会の決議により解散していたことがわかった。

同社は2002年12月にキョーワファシリティーズ株式会社（京都市上京区上立売通室町）の子会社として設立された不動産管理業者。親会社のキョーワファシリティーズは同志社の全額出資会社「同志社エンタープライズ」や立命館の全額出資会社「クレオテック」、京都産業大学の全額出資会社「サギタリウス企画」などを主要取引先としており、子会社である同社もこれらの会社から構内の施設管理や清掃業務などの再委託を受けていた。しかし、同志社大学構内に関する再委託に際して、同社が京都市から収集運搬業の許可を得ずに施設内の廃棄物の収集運搬を行っていたことが2016年1月に発覚。この件に関して、委託元である同志社エンタープライズと同社の代表者を含む６名が廃棄物処理法違反（無許可収集運搬）で逮捕されるなどしたため、信用が失墜していた。*1




*1:同志社の事務部門トップら６人逮捕…市に無許可で大学施設内、廃棄物運搬容疑　京都府警（産経WEST、2016年1月19日）