官報(平成28年4月28日 号外第98号)によると、東京都新宿区市谷本村町の「株式会社美術出版ネットワークス」(代表清算人:三山裕三)は平成28年3月31日に開催された株主総会の決議により解散したことがわかった。
同社は2008年(平成20年)10月に株式会社美術出版社のグループ会社として設立され、「PAGMail」などのアプリやウェブサイトの受託開発を主体に、スマートフォン・携帯電話向けコンテンツ開発・配信を手がけていた。2014年9月期には約2億4200万円の年間売上高を計上していたが、親会社の美術出版社が2015年3月に民事再生法を申請し経営破綻すると、それに連鎖する形で同社も民事再生法を申請し、約6億7000万円の負債を抱えて経営破綻していた。
なお、美術出版社についてはカルチュア・コンビニエンス・クラブ傘下の「カルチュア・エンタテインメント株式会社」(以下、C&E社)がスポンサーとなり、*1 C&E社が新設した株式会社美術出版社(新社、2015年5月設立)に全事業を譲渡している模様。
*1:株式会社美術出版社との民事再生スポンサーに関する基本合意書締結のお知らせ(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、2015年05月21日)
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