官報(6746号)によると、横浜市港北区新羽町の「株式会社日本ドゥローイング」(代表取締役:荻野俊昭)は3月18日、横小浜地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第448号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年7月5日午前11時、破産管財人には小池翼弁護士(横浜綜合法律事務所、神奈川県横浜市中区住吉町1-2 スカーフ会館6階、電話:045-671-9521)が選任されている。
同社は1965年6月に「日本ドゥローイングコンサルタント」の屋号で創業し、1973年(昭和48年)に法人化したプリント基板設計・製造を主業とする会社。1984年に横浜市緑区にプリント配線板加工工場を設立すると、大手企業などからの受託開発・研究を行い、プリント基板をビルドアップにより多層化する技術やノイズ低減対策シールド基板、低インピーダンス回路基板などの特許を保有していたほか、近年は花卉販売業者など向けに銅イオンチップを開発し、「プラントキープ」(20枚入り・価格:380円)の名称で販売していた。このプラントキープはテレビ東京系列で放送されているワールドビジネスサテライトの「トレンドたまご」などでも取り上げられていた模様。
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