栃木県下都賀郡野木町の介護サービス業「ライフケアゆうわの杜」に破産開始決定 事業者指定の申請書類に虚偽内容

官報（6747号）によると、栃木県下都賀郡野木町の「株式会社ライフケアゆうわの杜」（代表取締役：岩崎友和）は3月23日、宇都宮地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年（フ）第110号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年6月24日午前10時、破産債権の届け出期間は平成28年4月22日までとなっている。また、破産管財人には阿久津正巳弁護士（のぞみ法律事務所、栃木県宇都宮市大通り2-3-1 井門宇都宮ビル2階、電話：028-632-0243）が選任されている。

同社は2015年に設立された介護サービス事業者で、同所においてデイサービスおよびショートステイに対応する居宅介護支援事業所「ゆうわ」を運営していた。しかし、勤務する意思のない人が介護職員や機能訓練指導員として勤務するという虚偽を含む書類を作成して申請を行い、指定を受け、かつその後に行われた監査において虚偽の報告・答弁を行ったとして、2016年1月21日付で栃木県から通所介護事業所と短期入所生活介護事業所としての取消処分を受けた*1ため、事業継続が不可能な状態となっていた。




*1:介護サービス事業者の処分について（栃木県、2016年1月21日）