官報(6742号)によると、東京都港区の「株式会社デジタルアドベンチャー」(代表取締役:李命学(イ・ミョンハク))は、東京都港区の「KNTV株式会社」(代表取締役:申弼淳(シン・ピルスン))を吸収合併することが分かった。効力発生日は平成28年5月1日で、両社における株主総会の承認決議は平成28年3月23日に終了しているという。
株式会社デジタルアドベンチャーは1971年12月に建築設計会社「ミヅホ企画工業株式会社」として東京都港区に設立され、その後1998年に株式をミヅホ企画の株主からデジタルアドベンチャーの事業推進賛同者が引き受けたことにより、同年4月から事業を開始した韓流スターのコンテンツ事業会社。株式引受当初の事業はソフトウェア・情報処理関連事業で、NTT DoCoMo公式サイトの「待受画面コレクション」の運営などを行っていた。
2000年に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン(現東京証券取引所JASDAQ(グロース))に上場すると、2004年に「韓流Now!」の配信を開始し、韓流コンテンツ事業を開始。2009年には韓国の大手芸能プロ「キーイースト」の子会社「ビーオーエフ」の日本法人に相当する企業「ビーオーエフインターナショナル株式会社」と合併し、芸能マネジメント事業を開始すると、同年10月には自社テレビ局「DATV」を開局し、CS放送事業に参入するなど業容を拡大させていた。
その後、2011年にグループ事業再編により新設した「株式会社キントーンジャパン」と2005年に子会社化した「株式会社アイロゴス」にデジタルコンテンツ配信事業を移管*1*2し、同社は現在の事業体制に移行。2013年には売上高が縮小傾向にあったアイロゴスとキントーンジャパンを「株式会社K's FACTORY」(横浜市泉区、代表取締役:小竹宏史)に譲渡している。*3
株式会社KNTVは1996年11月に設立されたCS放送事業者。ドラマなどの韓流コンテンツだけでなく、韓国国内のニュースなどをスカパーやCATV事業者などを通じて配信している。
*1:新設分割および吸収分割に関するお知らせ(2011年9月26日)
*2:株式会社アイロゴスは2014年7月にキントーンジャパンを吸収合併*4
*3:子会社の株式譲渡に関する基本合意書締結のお知らせ(2013年4月17日)
*4:当社の合併に関するお知らせ(2014年5月22日)
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