官報(平成28年3月24日 号外第66号)によると、東京都港区南青山の「カサブランカ株式会社」(代表取締役:平川聖吾)は3月9日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第1547号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年6月10日午後2時30分、破産債権の届け出期間は平成28年4月6日までとなっている。また、破産管財人には幸村俊哉弁護士(東京丸の内法律事務所、東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル225区、電話:03-3213-1081)が選任されている。
同社は2009年11月に「株式会社クオリア」として設立されたインテリア用品・雑貨の製造・輸入販売会社。村田合同(東京都中央区、2010年6月に経営破綻)のラインナップを継承する形でスペインに所在する欧州最大級のアウトドア家具メーカー「KETTAL」を中心に「山形緞通」「innovator」「カサブランカ」などのインテリア商品を取り扱っており、2012年2月にショールームを開設(2013年3月にリニューアル)、2013年2月に現商号に変更していた。所在地である南青山にある直営店のほか、西武百貨店やそごう、高島屋などの百貨店を中心に販路を拡大していたほか、テレビ・雑誌などにおける美術協力(製品貸し出し)を行い、関西テレビの人気テレビ番組「さんまのまんま」などでの採用実績があった。
コメントを投稿
削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。