官報(6733号)によると、東京都港区の「東京瓦斯株式会社」(代表取締役:広瀬道明)は3月1日、関連会社で千葉県佐倉市の「千葉ガス株式会社」(代表取締役:角田憲司)と茨城県つくば市の「筑波学園ガス株式会社」(代表取締役:作田龍昭)、を吸収合併すると発表した。効力発生日は平成28年5月1日。なお、東京瓦斯は消滅会社2社の特別支配会社であるため、株主総会の承認決議を経ずに合併が実施される予定となっている。なお、東京瓦斯と国際石油開発帝石の共同出資会社で東京都中央区の「東京ガスエネルギー株式会社」(代表取締役:田中宏昌)も茨城県稲敷郡美浦村に所在し、美浦村と稲敷市に都市ガスを供給している「美浦ガス株式会社」(同代表)を前述の合併と同様に株主総会の承認決議を経ずに吸収合併することを同日、発表している。
東京瓦斯は1885年(明治18年)10月に設立された一般ガス事業者で、総延長約6万キロメートルのガス導管を持ち、都市ガス事業者としては世界最大規模、かつ国内最大手。また、旧サッカー部が1999年に東京都初のJリーグ加盟を果たした「FC東京」の前身となったことなのでも名を知られている。
千葉ガスは1968年(昭和43年)4月に設立された一般ガス事業者で、千葉県のうち成田市や佐倉市、八千代市、千葉市、四街道市などの一部地域に対し都市ガスの供給を行うほか、ガス機器・空調設備機器などの販売・設置工事を事業としていた。
筑波学園ガスは1970年(昭和45年)10月に設立された一般ガス事業者で、茨城県つくば市とつくばみらい市を供給エリアとして、都市ガスの供給を行っていた。
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