川崎市川崎区の土木工事業「株式会社トウブ建設」他1社に破産開始決定 分業体制を整備し資材・運送・施工を一括受注

官報（6727号）によると、神奈川県川崎市川崎区浅野町の「株式会社トウブ建設」と関連会社の「フットリース株式会社」は2月23日、横浜地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年（フ）第44号・第45号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年6月14日午前10時、破産債権の届け出期間は平成28年3月23日までとなっている。また、破産管財人には増田尚弁護士（多摩川法律事務所、神奈川県川崎市幸区堀川町580 ソリッドスクエア西館3階、電話：044-540-1521）が選任されている。

トウブ建設は昭和60年に創業、1994年（平成6年）3月に「有限会社トウブ建設」として設立された土木工事業者。平成11年4月に株式会社に改組した後、平成15年3月に資材リース部門を分社化して「フットリース有限会社」（平成21年11月に株式会社に改組）を、平成15年5月に鳶・土工手配部門を分社化して「有限会社トウシュウカンパニー」（平成21年11月に株式会社に改組）を設立するなど、関連事業を次々と分社化し、分業体制を整備していた。鳶・土工工事など足場建設に関して資材・運送・施工まで一括して受注することで、業界のリーディングカンパニーを志向していた。