官報(6724号)によると、埼玉県さいたま市大宮区の「株式会社日本アイビーホーム」は2月18日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第980号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年5月30日午前10時、破産債権の届け出期間は平成28年3月24日までとなっている。また、破産管財人には勝部浜子弁護士(やまぶき法律事務所、東京都千代田区神田小川町2-1 シンコー・ミュージック・プラザ5階イースト・ウィング、電話:03-5577-6901)が選任されている。
同社は平成13年8月に設立された建築会社。重量鉄骨構造の注文住宅に強みを持っていたほか、マンションのリフォーム・リノベーションに特化した「リノマンション事業部」を設置し、市場の特性に合わせて質の高い改装工事を行っていた。しかし、平成26年豪雪の影響により納期遅延などが発生し、赤字に転落。資金繰りがひっ迫したため、2015年11月11日に東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請していた。*1
その後、株式会社横尾材木店を中核とする持株会社「株式会社ワイグッドホールディングス」(埼玉県本庄市)が受入先として意向を表明し、受入会社として株式会社ワイビルドを設立。同年12月10日に東京地裁に事業譲渡許可を申請し、25日に事業譲渡許可決定が出た為、ワイビルド社に事業譲渡を実施。2016年1月25日に民事再生廃止を受けたため、破産手続きに移行していた。*2負債総額は民事再生法の適用申請時点で約6億円となっている。
*1:ワイグッドホールディングス|日本アイビーホームの事業譲渡許可決定
*2:追報:(株)日本アイビーホーム(埼玉)/民事再生廃止(JC-NET)
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