信用調査大手の東京商工リサーチによると、山梨県中央市西花輪の「株式会社ジョイスター」は2月12日、甲府地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には柴山聡弁護士(丸山公夫法律事務所、甲府市中央1-8-6、電話055-235-1731)が選任されている。 負債総額は債権者数約40名に対し約33億円(うち金融債務約25億円)とのこと。
同社は昭和62年7月に設立されたパチンコ店経営会社。同年12月、田富店をオープンして以降、「ユニー」「BiGユニー」の屋号で積極的な店舗展開を実施し一時は県内に5店舗を経営、ピークとなる平成18年6月期には200億円以上の売上高を計上していた。しかし、業界大手などの出店による競合激化やパチンコ人口の減少、低貸玉導入の影響などで業績は減収の一途をたどっていた。
以降、不採算店舗の閉店を進めていたが、多額の負債を抱え経営再建が困難となるなか、連帯債務者である同社の取締役が債権者から第三者破産を申し立てられ2016年1月に甲府地裁から破産開始決定を受けた。同社も同じく債権者から破産を申し立てられていたため今回の措置となったという。
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