官報(6733号)によると、青森県弘前市の「株式会社弘前プリンスホテル」は3日、青森地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第26号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年6月6日午後1時30分、破産債権の届け出期間は平成28年4月4日までとなっている。また、破産管財人には三上和秀弁護士(葵法律事務所、青森県弘前市大字下白銀町15-7 、電話:0172-31-0251)が選任されている。
同社は1977年(昭和52年)3月に設立された同名のホテルの運営会社。弘前駅から徒歩5分という好立地にあり、ビジネス客のほか、弘前さくらまつりなどに行く観光客に利用されていた。また、道路を挟んだ向いには別館の「日本料理 プリンス さくら亭」があり、宴会・法事や接待などに対応していたほか、ランチメニューはコストパフォーマンスが高いと評判だった。しかし、近年は設備の老朽化などの影響もあり、宿泊客数が減少するなどしていたため、宿泊営業を11月29日で、別館の飲食営業も12月20日をもって終了、自己破産申請の準備に入っていた。
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